楽天カードといえば、今や日本の年会費無料クレジットカードの代表選手ですね!
この楽天カード・・・年会費無料が当たり前だと思っていませんか?
し、しかし!「楽天カードの年会費無料・・・やっぱやめるわ!」という怖ろしいカミングアウトの言葉が何とカード発行元の楽天カード株式会社(当時は楽天KC株式会社)から公式発表されたことがあるのです。
あっ、もちろん最近じゃなくて2009年のことなんですけどね。そういう訳で今日はちょっと楽天カードの黒歴史・・・突然の年会費有料化発表!2009年5月19日から振り返ってみましょう。以下が当時の公式サイトの引用。
2009年5月19日(火)突然の有料化発表
『楽天カード』につきまして、2009年6月1日(月)以降の新規でのお申し込みより、以下の内容
にて年会費を申し受けることとなりますのでご案内申し上げます。
楽天カードは「楽天ポイント」サービスをはじめとし、グループ内企業を横断的にカバー
した特典を多数ラインナップしております。
また各種新サービスやキャンペーンなどを、Eメール等を通じて引き続きご提供してまいります。
何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げますとともに、今後も変わらぬご愛顧を賜りますよう
お願い申し上げます。
※楽天カード年会費は、2009年6月1日(月)以降に新規お申し込みされた方が対象となります。
■ カードショッピングを1度でもご利用いただくと、次年度年会費無料となります。
■ 家族会員様のみのご利用、ETCカードのみのご利用でも次年度年会費無料となります。
(ETCカード年会費は、年会費無料のご利用対象とはなりません。)
※ カードショッピングとは・・・街でのカードでのお支払いや各種公共料金等のお引き落とし、
ネットショッピングでのカード決済などをいいます。
ETCカードのご利用分や家族会員様だけでのご利用分も年会費無料の対象となります。
※ 初年度とは、ご入会の日から翌年の有効期限月(カードに有効期限として表示された年月の月)の末日までの期間をいいます。
但し、入会後1年間にご利用がない場合は、次年度の年会費2,100円(税込み)がかかります。
新しく楽天カードに入会する人だけが対象
一読してわかるように、すでに楽天カードを持っている人には無関係な話です。
さらに6月1日以降に新たに申し込みした人も初年度は全員無料ですし、初年度にカードショッピングを1度でもご利用すれば次年度も年会費無料。
つまり例え1円でも楽天カードで買い物すれば次年度も年会費無料になるという冷静に考えれば、超~♪簡単な条件だったわけです。
しかしネット世論の反応は、まったく違って「楽天カードは年会費無料で募集したくせに有料化しやがった!」とか「すでに楽天カードを持っている人にも対象が広がるのでは?」と疑心暗鬼な雰囲気も蔓延。まるで蜂の巣をつついた状態のまま2009年6月1日(月)楽天カード初年度1回もショッピングしない人は年会費有料化制度スタートに突進していきました。で、その後どうなったか?
2009年6月9日(火)楽天カード年会費有料化を撤回
日頃より楽天KC(現、楽天カード株式会社のこと)をご愛顧賜り誠にありがとうございます。
2009年5月19日(火)に楽天カードの新規の会員様に前年のご利用が無い場合は年会費をお願いするお知らせをさせていただきましたが、その後慎重に検討させていただいた結果、引き続き『年会費永年無料』にて提供させていただくこととなりましたので、ご案内申し上げます。
2009年6月1日(月)0:00以降にお申し込みいただきました会員様につきましても、カードショッピングのご利用に関らず、次年度以降も年会費無料とさせていただきます。
楽天カードは「楽天ポイント」サービスをはじめとし、グループ内企業を横断的にカバーした特典を多数ラインナップしております。
また各種新サービスやキャンペーンなどを、Eメール等を通じて引き続き提供してまいります。
会員様へのよりよいサービスの充実に努めてまいりますので、今後も変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
なぜ楽天カードを有料化しようとしたのか?
と、いうことでたった8日間で楽天カード有料化制度は撤廃されました。そして6月1日~6月8日に楽天カードを申し込みした皆さんも含めて年会費無料!と元鞘に収まって。めでたし、めでたし。
でも、そもそもなんで楽天カード株式会社は次年度…つまり2年目以降の利用者に年会費無料にするためのハードル…といっても年1回1円でも買い物すればいいだけなんだけど…なんぞをわざわざやろうとしたのか?
それは休眠カード会員対策として、でしょう。
これは初年度の場合、楽天カードは入会特典キャンペーンで楽天ポイントが大量にもらえますし、届いたばかりのピカピカの楽天カードですから比較的、利用してもらえるわけです。日本人は新しもの好きですからね…良くも悪くも(^_^;)
でも2年目以降になると初年度よりは休眠カード会員…つまり楽天カードは持っているんだけど、全然使ってくれない人が増えてくる。
この休眠カード会員は、どうやったら楽天カードを使ってくれるか?
そう考えて次年度以降の年会費有料化制度を導入しようとしたんでしょう。
しかも既存の楽天カード会員に気を使って、新規に楽天カードに申し込みする会員にしぼって。
今後の楽天カードの有料化の可能性は?
2009年の年会費有料化の騒動は楽天カード株式会社にとってもトラウマになっているでしょう。それにこの有料化騒動以後、さらに年会費無料を全面に押し出して楽天カードをプロモーションしている楽天カード株式会社を考えると楽天カードの年会費有料化の可能性は、むしろ他の年会費無料クレジットカードよりもかなり低いかもしれませんね。
それから楽天カード入会時の審査が不安な方は楽天カードの審査とは?もご一読下さい。
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